私のグリーンマイル〜感想〜
映画「グリーンマイル」は当時観ていなかったものの、トム・ハンクス主演でざっくりしたあらすじは知っていました。
あの「グリーンマイル」をシゲが舞台ですると聞いた時、すぐに黒人の役は誰が演じるのか。かなり難しいなと思いました。
把瑠都さんはもちろん知っていましたが、こんな演技をされるんですね!!お仕事の幅がめっちゃ広い。コーフィー役が把瑠都さんで良かったです。
暗闇から浮かび上がった大きな背中のシゲを見て、息をのみました。
テレビやライブで見るシゲではなかった。
よく通る声、影を帯びた眼差し、身体から放たれるオーラ、素晴らしい舞台になると瞬間で感じ、引き込まれました。
死刑囚と看守、死に向かう者と任務を遂行する者。特に看守3人が死刑制度について語る場面は、彼らの苦悩が痛いほど伝わり胸が苦しくなりました。
この制度が良いのか悪いのか、一概には言えないけれど、こういった議論が広くなされる事にもこの舞台の意味はとても大きかったと思います。
ポールは冤罪のコーフィーを救うべく奔走するも、決定的な証拠や証明する方法もない。何よりコーフィー自身がそれを望まなかった。 死ぬことが彼には救いであり、それがポールの手により執行される事も。
「それにしたって、このグリーンマイルは長過ぎる」最後のセリフですが、絶望とも取れる、やり切れない感情が込み上げてきました。
私は自分に降りかかる全ての事に意味があると思いながら生きています。このポールの立場になった場合、自分に課せられた生き(続け)る事への意味にどのような答えを見出せるのか。
私の頭ではいい答えが出ない。普段無宗教なんですが、神様に聞いてみたいです。終わりのない生とは?正義とは?
最後になりましたが、把瑠都さんはじめ、共演者の方々、関係各所、素晴らしい仕事をシゲに与えてくださり、ありがとうございました!
まるで母親目線のようですね 笑
シゲの顔つきがどんどん良くなって、応援するのが楽しいです。
NEWS4人に言える事ですが、本当にいい年の取り方をしていますね。
様々な活躍を見ることができて、ファンでいられて幸せです。